乗りつぶし日記 その43 ~神戸電鉄と有馬温泉~

2010.3.19 神戸電鉄と有馬温泉

この日も、例の3Dayチケットを活用し、有馬温泉へと足を延ばしてみた。

とりあえず、こんな行程を立てて行ってきました・・・

大久保 9:00発 急行 京都行き
京都 9:17着 
京都(烏丸口バス停) 9:40発 中国ハイウェイバス津山行き 1750円
北条 11:13着
(徒歩連絡)
北条町 11:42発 北条鉄道 400円
粟生 12:04着
粟生 12:09発 普通 新開地行き
鈴蘭台 13:01着
鈴蘭台 13:10発 普通 三田行き
有馬口 13:32着
有馬口 13:34発 普通 有馬温泉行き
有馬温泉 13:38着
(観光)
有馬温泉 18:09発 普通 有馬口行き
有馬口 18:13着
有馬口 18:14発 普通 新開地行き
谷上 18:25着
谷上 18:28発 普通 西神中央行き
三宮 18:38着
阪急三宮 18:54発 特急 梅田行き
阪急梅田 19:23着
梅田 19:33発 普通 なかもず行き
淀屋橋 19:36着
淀屋橋 20:00発 快速特急 出町柳行き
中書島 20:36着
中書島 20:44発 京阪バス 近鉄大久保行き

一応、今回の旅の目的は『有馬温泉』で、我が家から有馬温泉へは、3Dayチケットのみで行けるのだが、同時に他の目的も果たすべく、ちょっと変則的な行程をとった。

その目的とは、第三セクターの『北条鉄道』である。

そのため、京都駅から高速バスを使い、ちょうど津山行きのバスが、北条鉄道のターミナル駅『北条町』の近くのバス停で止まるということなので、鉄道乗りつぶしの旅にしては、ちょいと邪道だが、高速バスを使うことにした。

まあ、加古川JRで行って、加古川線に乗車し、粟生で乗り換える手もあったのだが、それだと北条鉄道を単純に往復するだけになってしまい、余りつまらないと言うものあるのだが。

で、その高速バス、京都駅9時40発の津山行きに乗るため、我が家を出て、京阪バス大久保駅に向かい、そこから近鉄京都線京都駅に向かう。

余裕を持って、9時10分台に京都駅に到着する電車に乗ったのだが、9時台は各地に向かう高速バスが結構な数行き交い、徳島行きや松江行きの高速バスが立て続けに出ていく。いずれも結構大型のバスで、平日ながら結構な乗車があった。

さて、私の乗った津山行きであるが、高速バスにしては、中距離路線ということもあってか、あまり大型のバスではなく、4列シートで少々狭い。まあ、それでもリクライニングシートではあるし、幸い隣りや真後ろに座る客もいなかったので、それなりに快適に過ごせた。

乗車率は半分に満たないくらい。平日ということでこんなものなのだろう。ただ、3月という時節柄、学生風の客が結構多かった気がする。

高速バスではあまり車窓も楽しくないので、社内でウトウト。気がつくと滝野社のインターで、もうまもなく北条バス停というところだった。北条バス停には、定刻の2分遅れで到着。まあ、バスなんでこのくらいは想定内である。

そこからは北条の街中をてくてく歩きながら、10分ほどで北条町の駅に向かう。

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北条町の駅前は『アスティアかさい』というショッピングセンターになっていて、大阪~津山のバスの一部は、ここを経由するものもあるそうだ。

今回の旅は、ランチタイムのない行程なので、『アスティアかさい』の中のパン屋さんで食料を買い込み、北条鉄道北条町駅に向かう。

券売機で粟生まで400円の切符を購入して乗り込んだのは、フラワ2000系という車両で、ロングシートの単行ディーゼル車。なお、私が乗ったときは、北条町の構内に他の車両も留置してあって、そっちは固定クロスシートだった。

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北条町の駅前は住宅地が多いが、北条町を出ると、すぐに田畑が目立つようになる。一気に民家が減って、播磨横田駅。車窓はさらに単調な田園風景が続き、法華口駅。この駅はかつて相対ホームだった名残があるが、レールは撤去されていて、ホーム後に花壇が残るのみになっている。

そのまま、田園風景が続いていくが、信じ難いことに、行き違い駅というものが見当たらない。距離も13キロ少々と短く、1時間に1本の運転とはいえ・・・ラッシュ時はどうすんだ?と思ったのだが、ラッシュ時も1時間に1本。しかも朝ラッシュ直後の時間帯は1時間半の間隔が開いている・・・

終点の粟生ですら片面ホームの行き違い不能駅。退避線すらも無い。客が少ないからこうなのか、こんな本数を増やせない路線だから客が少ないのか・・・私の乗った列車は、それなりに乗客はいたが、1時間に1本では、地域の足というには、ちと物足りない感がある。

もっとも、1時間に1本の運行とはいえ、ジャンクション駅の粟生駅での接続の便はきっちり考えられていて北条鉄道JR加古川線の上下電車、神戸電鉄と相互に乗り換えが楽になっている。もっとも、神戸電鉄だけは毎時2本以上あるので、神戸電鉄からの乗り換えでは30分待ちになるケースもあるが。

なお、北条鉄道神戸電鉄の接続時間はわずか5分。階段はあるが、そもそも全路線あわせても、2面4線の小さな駅なので、普通の大人であれば5分もあれば十分。ただ、子供連れやお年寄り、障害のある方には少々厳しい設定だろう。バリアフリー化もされていはいないし。


さて、粟生駅からは神戸電鉄の旅となり、ここからは3Dayチケットの出番である。北条鉄道は単行。JR加古川線103系改造車の2連であることを考えると、神戸電鉄のホームにいたのは最新の6000系4両編成で少々オーバースペックな気もする。まあ、神戸の都心に乗り入れていることを考えると、最低でもこのくらいはないと、新開地よりでは捌ききれないのだろうが。

しかしながら、神戸電鉄の車窓も粟生からしばらくは単線の田園風景が続く。小野はやや大きな駅で、1面2線+退避線がある。ここからは本数も毎時4本に増えるようだ。

といっても、まだまだ、都市近郊を走っているようなイメージはない。有馬線もそうだったが、神戸電鉄はとにかく遅い。粟生から新開地の所要時間は80分強。単線ということもあろうが、有馬線と違って、粟生線は割と平坦な地形を通っているはずなのだが・・・

住宅街が見え始めると、相対ホームの三木駅に到着。三木を出るとしばし林間に分け入るが、抜けて志染駅は島式ホーム+駅舎直結ホームと言う、いわゆるJR型配線の2面3線の駅。ここからはしばらく高台を走るが、このあたりは結構住宅が多く広がっている。このあたりだと、新開地までは50分弱神戸市内への通勤であれば、許容範囲といったところか。さすがに大阪市内までとなると、私は遠慮したいところである。

押部谷駅もJR型配線の駅。このあたりまで来ると住宅も増え、乗客も多くなってくる。そして、ここからしばらくは線路も複線となる。が、複線区間も長くはなく、木津を出てしばらくいったところに信号所があって、そこからは単線になってしまい、車窓も山間に分け入る。

トンネルを抜けて谷あいに集落が見えると藍那駅。再び複線となるが、それも束の間。次の西鈴蘭台駅までで、西鈴蘭台駅からは単線のまま急勾配を下り、乗り換え駅の鈴蘭台駅に到着する。有馬方面へはここで乗り換えとなる。

鈴蘭台からは、すでに踏破済みの有馬口駅まで乗車し、有馬口駅有馬温泉行きの列車に乗り換える。これで、神戸電鉄は晴れて完乗となった。


ここからは、しばし、有馬温泉を観光して回る。

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手始めに、銀の湯へ。こちらはクセのないプレーンなお湯。泉質は炭酸泉放射能泉の混合だそうだが、見た目や触感でわかるような感じではない。

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湯上りには、当然ながら、有馬名物・温泉サイダーをいただく。

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ここからは源泉を巡りつつ、食べ歩きつつ、土産を物色する。

まずは一番奥まったところにある、炭酸泉源に行ってみる。どうやら源泉が飲めるようなので、口にしてみる・・・が、案の定、美味しいもんではない。あくまでも、この源泉に味をつけたものが温泉サイダーの始まり、ということである。

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口直しとばかりに、関西ローカルの番組で紹介されていた、牛串の店に立ち寄る。結構お値段は張るが、流石に但馬牛だけあって、そうそうお手頃価格というわけにも行くまい。arima009.jpg

妬泉源天神泉源御所泉源極楽泉源と一通り源泉をめぐり、太閤の湯殿館という施設を見学する。ちなみに、金の湯・銀の湯・太閤の湯殿館の入館料がセットで1000円という割引チケットが現地では販売されている。別個に買うと1400円はするので、結構お得である。

太閤の湯殿館では、飛鳥時代から知られ、特に安土桃山時代には秀吉に愛されたという有馬温泉の歴史を学ぶことができる。流石に日本最古の温泉郷といわれるだけのことはある。

締めに、金の湯を堪能。なかには42度の『ぬる湯』44度の『あつ湯』があったので、両方チャレンジしてみた。『ぬる湯』の方も、42℃あるので、温泉としては熱い部類に入るだろう。しかし、そこからたった2℃上がるだけで、体感温度は相当違う。『あつ湯』もなんとか入ることはできたが、バラエティー番組のようにいきなり突き落とされたら、『熱湯風呂』に感じるくらいだろう。*実際のテレビの『熱湯風呂』がなんどに設定されているのかは知らないが・・・arima016.jpg

あと、どういうわけか、有馬の街中は猫が異様に多い。太閤の湯殿館の庭園の主も3匹の猫たちだったし・・・arima013.jpg

とりあえず、湯とネコに癒された有馬温泉であった。

定番の炭酸せんべいを土産に、予定より少々早めに、帰路についた。

帰路はすでに踏破済みのルートを辿り、有馬口谷上で乗り換えて三宮に向かい、阪急神戸線地下鉄御堂筋線京阪本線と辿り、中書島からバスにゆられて帰宅となった。

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