乗りつぶし日記 その9 ~18切符弾丸ツアー記 2~

2007.12.11 18切符紀行1日目 その2

電車に乗る前に終わってしまった、弾丸ツアー紀行の第一弾でしたが、今回からはちゃんと電車に乗ってますので、ご安心(?)を・・・・

さて、お目当ての『JR宇治駅 10:07発 みやこ路快速 奈良行き』なのだが、ホームへ降り立ち、電光掲示板に見えるのは『2分遅れ』の表示。
この時間帯の電車は、通院などで結構使うので1~2分の遅れが良くあるのは承知のうえ。しかし、今回は奈良駅での乗換えが若干シビアなので、不安がよぎる。

以前にも触れた事があるが、現在のJR奈良駅は高架化工事の真っ只中のため、乗り換え階段が一箇所しかなく、非常に狭いのである。

なので、次に乗り換えるJR桜井線への乗り換え時間4分は結構シビア。これで電車の遅れが広がると、初っ端から弾丸ツアーの計画破綻である。
 

みやこ路快速は予告どおり、定刻の2分遅れで宇治駅を発車。まあ、データイムのダイヤは余裕時間を見越してスジを引いているはずだから取り戻してくれるだろうという期待もしつつ、携帯を開いて『えきから時刻表』のサイトへアクセス。代替ルートを検索しておくことにした。

当初の予定では、奈良駅『10:37発 普通 桜井線・和歌山線経由和歌山行き』に乗り換えることになっている。最悪のケースだと、和歌山線経由を断念し、奈良駅関西線に乗り換えて天王寺へ向かい、阪和線和歌山へ向かうというルートを取らざるを得ない・・・

あ、別のルートが見つかった。
当初予定の『桜井線・和歌山線経由和歌山行き』は11:28にJR高田駅を発車するのだが、奈良駅関西線JR難波行きに乗り換え、王寺JR高田行き・区間快速に乗車すれば追いつく算段が立った。

そうこうしているうちに、電車はJR奈良駅に2分遅れで到着。乗換えを見越して階段に近いところに席を取っていたので、走れば間に合うぞ!ということで巨体にムチ打って階段を駆け上がる。何とか乗れた・・・これで、当初の予定通りに高野山への入り口の宿場町・橋本へと向かうことが出来る。


が、乗ったは良いが電車が定刻になっての発車しない。え?え?と思っていると、車内アナウンス。大和路快速 大阪方面行きとの接続待ちをいたしますので、列車少々遅れて発車します・・・』

なんてこった!走るんじゃなかった!


結局のところ、列車本数が少ない分、各方面の列車との接続をよくして少しでも乗客の利便性を上げるダイヤになっているようで、他線が遅れれば桜井線は遅らせるのが決まりになっているようだ。

なお、乗り込んだ和歌山行きの電車は105系という電車。特に西日本電化ローカル線向けに開発された車両で、2両編成が基本。最近は殆どがワンマン運転対応となっている。103系からの改造車も多く、4ドア・3ドアのバリエーションがあるが、オールロングシートはっきり言って長時間乗車に向く電車ではない。

さて、乗り込んだ桜井線であるが、奈良盆地の東端を走り桜井へと向かう路線で、いわゆる『山ノ辺の道』に沿って走る。時期的にもまだ紅葉が残っており、山側の景色はなかなかに風情がある。生憎の曇天模様だったが、かえって山霧が幻想的な雰囲気をかもし出していた。
そして、桜井からは西に方向転換し、高田へと向かう。
三輪・耳無・畝傍大和三山が望めるはずだったが、曇天でイマイチよく分からず。まあ、場所を調べていなかったせいもありますが・・・好天であれば車窓から大和三山が拝めたはずです。

列車はほぼ定刻にJR高田駅に到着。ここでスイッチバックし和歌山線へと入る。

ここでも列車の接続のよさに感心する。和歌山行きの列車が到着するや否や、同一ホームにJR難波からの区間快速高田行が滑り込み、再びJR難波行きの区間快速として折り返してゆく。桜井方面からJR難波方面・JR難波方面から和歌山方面といった乗換えがスムーズに出来るようによく考えられている。
たとえ1時間に1本のローカル路線とはいえ、京阪神地区の『アーバンネットワーク』の一端として機能していることを感じる。

JR西日本といえば、福知山線での脱線事故以来、安全に対する意識の低さや、『日勤教育』という従業員への重圧といった悪いイメージが拭えずに着ているが、この『アーバンネットワーク』という、利便性を徹底的に突き詰めた列車運用のコンセプトはもっと評価されて良いはず。だからこそ、かつては『私鉄王国』といわれた関西において、圧倒的なシェアを獲得できたんですからね。


さて、高田でスイッチバンクした電車は、一路和歌山線を進む。
御所辺りまでは、街のイメージがあったのだが、そこを過ぎると車窓は一気に山景色へと変わる。
近鉄との接続駅である吉野口(ここでも近鉄との接続がしっかりと考えられたダイヤになっていたのには関心)、かつてスイッチバック駅として鉄道ファンに人気のあった北宇智駅柿の葉寿司の本場五条を通り抜け、一端視界が開けると橋本はもう目の前。五条を過ぎた辺りからは、紀ノ川沿いを一路和歌山駅へと向かうルートになっている。

列車はほぼ定刻、12:20に到着。ここで昼休みも兼ねて、1本電車をやり過ごす。
猶予は約1時間。少し駅周辺を散策してみることにした。平日ということもあり、イマイチ街に活気が無い。think

旧街道の町といった風情はあるのだが。

駅からは思いのほか紀ノ川が近く、そちらまで足を伸ばしてみた。
その際に撮影した紀ノ川の風景がこちら。

橋本駅近くで撮影した紀ノ川

橋本駅周辺から紀ノ川を望む

また、紀ノ川越しに高野山も見える。曇り空がかえっていい風情を出していた。

橋本から高野山を望む


駅周辺をぶらつき、駅へ戻る。どこか良い店があればそこで昼食を取るつもりだったのだが、見当たらなかったので駅売店で柿の葉寿司を購入。駅のベンチでのランチとなった。購入したのは、鯛・鮭・鯖の3種の盛り合わせ7個入り(お値段1050円!)
さすがに本場のものだけあって美味だが、やはり柿の葉寿司は鯖が一番美味しいと思う。

<続>
 

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