メモを宝に変える『アイディア術』

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  「100円ノート整理術」はいわゆる『情報のインプット』を行うためのひとつの処方箋になるわけですが、物事にはインプットがあれば、アウトプットはつきもの。

 何でもマメに記録していれば、自然とアイディアが生まれてくる、いわば、「100円ノート整理術」のアウトプットということになりますね。


 簡単な例で行けば、課題図書を読むのが『インプット』で、感想文を書くのが『アウトプット』ということになりますね。

 いわゆる『頭の中から出てきたもの』、手紙やメール、文書やプレゼンの内容、絵画や音楽などなどが『アウトプット』。

 逆に、取材したり、本や新聞、ネットなどから『頭に入れたこと』が『インプット』ということになります。

 ただ、『インプット』は24時間365日、生きている時間そのもの、無意識のうちに頭に入ってくるものというモノもあります。このような無意識なものと、目的を持って頭に入れたものとが、渾然一体となっているのが『インプット』の実態だったりします。

 そして、渾然一体となっている『インプット』をもとに、他人に見せる『アウトプット』を作り出すとき、その間に入るの『狙い』や『切り口』といった『アイディア』ということになります。

 インプット⇒アイディア⇒アウトプット

 となるわけですから、インプットなくして、アウトプット無し、といったところでしょうか。


 とはいえ、必ずしも『アイディア』が必要ない場合もありますね。

 料理なんかだと、分かりやすいんですが、

  • ありふれた材料(インプット)でも、三ツ星シェフが腕(アイディア)を振るえば、極上の料理(アウトプット)になる。
  • 極上の材料(インプット)でも、レシピ(アイディア)を間違えれば、残念な料理(アウトプット)になる。
  • 極上の材料(インプット)なら、込んだ手(アイディア)を加えなくてもを、極上の料理(アウトプット)になる。

 文章に置き換えれば、極限状態の体験談なんかは、ただそれだけで人を引き付けるアウトプット足りえますが、旅行記程度の体験談なら、テーマ性や切り口の『アイディア』がないと、よい文章にはなりません。

 それに、そのままの状態で出せるほどの極限状態の体験なんて、そうそうできるもんではありません。となると、日常で手に入るありふれた材料を、うまく調理するためのアイディアをコンスタントに出して、よいアウトプットを出していくのが、結局は王道ということになります。 


 

 しかしながら、『極上の材料』ほどではなくとも、いいアイディアというのも、そうそう簡単に出てくるものでもありません。いろいろ考えてみても、いいアイディアいになるのはごく一部。

 それでも、いいアイディアは常に大量のゴミアイディアの中から出てくるのは、間違いのないところ。私たちの生活を取り巻く、さまざまな発明品も、数々の失敗作、駄作の中から、奇跡的に見出された物を抽出して使っているわけですし。

 宝くじも買わなければ、絶対に当たりませんよね。それも気長に買い続けていればそのうち当たる位の気構えで無いとダメですよね。いいアイディアを出すのも同じことで、『ゴミアイディアでもOK』と思って、地道に量を稼いでいく。結局、王道はそこにあるのでしょう。


 じゃあ、どうすりゃ、アイディアの量を稼げるんだって話なんですが、それには、脳にたくさん刺激を与えること。関心を広く持って、刺激を受けやすい土壌を作っておくこと、何事にも節操なく手を付けてみることが大事だと、参考図書ではアピールされています。

 そうやって、たくさんの刺激を受けて、考えたことはいつでも引き出せるように、時系列でストックしておく。そのストック先が「100円ノート」になるというわけです。ほとんどが『ゴミアイディア』のまま終わるかもしれませんが、書き残した上で忘れて、頭をクリアにすることの方が重要です。頭をクリアにしておかないと、刺激を受けてもスルーしてしまいがちになりますからね。

 それに、たくさんの『ゴミアイディア』の中から、『そこそこのアイディア』を生み出そうと思えば、できない話ではありません。逆に言えば、ゴミアイディアなくして、よいアイディアが出てくることはありえませんからね。不良品置き場の中から、使えそうなパーツをもってきて、何とか使えるものを組み立てていくようなイメージでしょうか。

具体的に、どう組み立てていくかは、ひとまずは『紙ベースでじたばたしてみる』ことに尽きるかと。マインドマップだとか、一人ブレストだとか。まあ、詳しい方法論だとか、ノートから情報を引き出す検索術は参考図書のほうを読んでいただいた方がいいでしょうね。


あと、「100円ノート式」ならではの考え方なんでしょうが、ノートに書きとめた取り留めも無いメモも、時間の経過で情報の意味が変化する、『情報の発酵』という現象が起こることもあるのです。たいした目的もなく、過去のノートを見直してみると、いい感じに情報が発酵して、よいアイディアの素になったりもするということです。

まあ、深く考えずに、ひたすら情報を蓄積しておくこと。何の手入れもしなくても、ノートに書き留めた情報は発酵していくものなので、書き留めて忘れ、頭を軽くしておくことが、肝要だってことですね。

 

参考文献:情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

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このページは、キリ(管理人)が2010年5月14日 18:19に書いたブログ記事です。

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