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仕入伝票の記入の方法

5伝票制を採用している場合、仕入はすべて仕入伝票に記載します。
売上伝票と同様、仕入伝票を使う場合、仕入は一旦すべて掛取引として処理します。
この例では、平成28年8月5日に、コピー用紙とボールペンを仕入れたものとしています。

  1. No.欄に伝票の記入順に割り振った、通し番号を記入。
  2. 日付欄に取引のあった日付を記入。
  3. 取引先欄に取引相手名を記入。
  4. 品名欄に仕入れた商品名を書き、以下、数量・単価・金額を記入。
  5. 補足・留意点等あれば摘要欄に記入。
  6. 合計欄に金額欄の合計金額を記入。
  7. 承認印、係印欄に責任の所在を明らかにするための、承認者・担当者の印鑑を押す。

仕入伝票の記入例

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売上伝票の記入の方法

5伝票制を採用している場合、売上取引はすべて売上伝票に記載します。
また、売上伝票の注意点として、『売上は一旦すべて売掛金として処理する』ということがあります。
売上を現金を受け取った場合も、一旦売掛金として処理し、同日に回収したというかたちを取ります。
*コード欄で現金か売掛金か記載出来そうなものですが、コード欄は使わず、一旦売掛金として処理するのが慣例のようです。

この例では、平成28年8月5日に、コピー用紙とボールペンを売り上げたものとしています。

  1. No.欄に伝票の記入順に割り振った、通し番号を記入。
  2. 日付欄に取引のあった日付を記入。
  3. 取引先欄に取引相手名を記入。
  4. 品名欄に売り上げた商品名を書き、以下、数量・単価・金額を記入。
  5. 補足・留意点等あれば摘要欄に記入。
  6. 合計欄に金額欄の合計金額を記入。
  7. 承認印、係印欄に責任の所在を明らかにするための、承認者・担当者の印鑑を押す。

売上伝票の記入例

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取引の一部を現金で取引した場合の伝票記入の方法

伝票会計の場合、取引は『現金取引』と『振替取引』の2つに分かれますが、場合によっては一つの取引の中に両方含まれる場合もあります。
そのような取引を『一部現金取引』といい、伝票の書き方には2種類あります。

ここでは、平成28年8月8日に、プリンターを仕入れ、仕入れ金額の内、10万円分を掛けとし、残りを現金で支払ったものとしています。
この場合の仕訳は、以下のようになります。
 

借方 貸方
仕入 180,000 現 金  80,000
買掛金 100,000

現金と振替に分ける方法

  1. 借方:仕入 80,000円、 貸方:現金 80,000円の出金伝票
  2. 借方:仕入 100,000円、 貸方:買掛金 80,000円の振替伝票
この2つの伝票に分けて記載する。

一旦、仕入れ代金全額を買掛金とする方法

  1. 借方:仕入 180,000円、 貸方:買掛金 180,000円の振替伝票
  2. 借方:買掛金 80,000円、 貸方:現金 80,000円の出金伝票
この2つの伝票に分けて記載する。
 

振替伝票の記入の方法

現金以外で受取・支払を行なった取引は『振替伝票』に記入します。
この例では、平成28年8月8日に、プリンターを仕入れ、小切手を振り出して支払ったものとしています。

  1. No.欄に伝票の記入順に割り振った、通し番号を記入。
  2. 日付欄に取引のあった日付を記入。
  3. 借方科目欄に借方の勘定科目を書き、金額を記入する。
  4. 貸方科目欄に貸方の勘定科目を書き、金額を記入する。
  5. 摘要欄に取引の内容を記入。
  6. 金額欄に取引された金額を記入。
  7. 合計欄に借方、貸方、双方の金額の合計金額を記入。
  8. 承認印、係印欄に責任の所在を明らかにするための、承認者・担当者の印鑑を押す。

振替伝票の記入例

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出金伝票の記入の方法

現金で支払った取引すべてを『出金伝票』に記入します。
この例では、平成28年8月5日に、コピー用紙とボールペンを仕入れたものとしています。

  1. No.欄に伝票の記入順に割り振った、通し番号を記入。
  2. 日付欄に取引のあった日付を記入。
  3. 支払先欄に取引相手名を記入。
  4. 勘定科目欄に現金の相手科目(この取引の借方勘定科目)を記入。
  5. 摘要欄に取引の内容を記入。
  6. 金額欄に取引された金額を記入。
  7. 合計欄に金額欄の合計金額を記入。
  8. 承認印、係印欄に責任の所在を明らかにするための、承認者・担当者の印鑑を押す。

出金伝票の記入例

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入金伝票の記入の方法

現金を受け取った取引すべてを『入金伝票』に記入します。
この例では、平成28年8月5日に、コピー用紙とボールペンを売り上げたものとしています。

  1. No.欄に伝票の記入順に割り振った、通し番号を記入。
  2. 日付欄に取引のあった日付を記入。
  3. 入金先欄に取引相手名を記入。
  4. 勘定科目欄に現金の相手科目(この取引の貸方勘定科目)を記入。
  5. 摘要欄に取引の内容を記入。
  6. 金額欄に取引された金額を記入。
  7. 合計欄に金額欄の合計金額を記入。
  8. 承認印、係印欄に責任の所在を明らかにするための、承認者・担当者の印鑑を押す。

入金伝票の記入例

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伝票会計とは

企業・個人問わずの活動の規模が大きくなってくると、当然取引の数も多くなります。
そうなってくると、「取引を時系列に記録する」という仕訳帳だけで記録するのは、かなり難しくなってきます。
それに対応するために、「伝票」を使って記録することが行われています。

伝票会計も、仕訳帳と同様に取引を仕訳するための仕組みですが、時系列に続けて記入するのではなく、1つの取引を1枚の伝票に記入するという仕組みを取ります。
伝票会計を採用する場合、伝票は各取引の担当者が自ら記入し、経理担当者はその伝票を取りまとめて『総勘定元帳』に転記するので、仕訳作業を分担することが出来ます。

なお、伝票会計には、使用する伝票の種類によって、1伝票制、3伝票制、5伝票制があり、一般的には3伝票制、5伝票制が用いられています。

 

3伝票制

使用するのは、「入金伝票」、「出金伝票」、「振替伝票」の3点。

  • 入金伝票:現金の入金があったときに記入する伝票
  • 出金伝票:現金の出金があったときに記入する伝票
  • 振替伝票:現金の出入りではなく、小切手などを使った取引の仕分けをする伝票

 

5伝票制

3伝票制で使った、「入金伝票」、「出金伝票」、「振替伝票」に加え、「売上伝票」、「仕入伝票」を使う。

  • 売上伝票:商品を売ったなど、売上に関する取引を記入する伝票
  • 仕入伝票:商品などの仕入取引を記入する伝票

<概要>

  • 支払手形記入帳は振り出した手形に対して、債務の発生から消滅までを記録する帳簿。

支払手形記入帳は簿記における『補助簿』の一つで、受け取った手形に対して、手形債務の発生から消滅までの記録をつけるための帳簿です。

支払手形記入帳への記入の手順

紙ベースで支払手形記入帳への記入を行う場合には、以下の様な手順で行うことになっています。
  1. 日付欄には、約束手形なら振り出した月日、為替手形なら引受日を記入。
  2. 手形種類欄には、受け取った手形が「約束手形」か「為替手形」かを記入。
  3. 手形番号欄には、受け取った手形の番号を記入。
  4. 摘要欄には、手形債務が発生した原因を記入。
  5. 受取人欄には、手形の受取人を記入。
  6. 振出人には、約束手形であれば当店や当社と記入、為替手形ならその振出人を記入。
  7. 振出日欄、満期日欄にはその日付を入れる。
  8. 支払場所欄には、指定された金融機関名を記入。
  9. 手形金額欄には、手形に書かれた額面金額を記入。
  10. てん末欄には、手形債務が消滅した日付を入れ、摘要欄にその原因を記入。
なお、1~9は手形を受け渡した日に記入し、10の顛末欄は手形債務が消滅した日に記入するのが基本です。

支払手形記入帳の記入例

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<概要>

  • 受取手形記入帳は受け取った手形に対して、債権の発生から消滅までを記録する帳簿。

受取手形記入帳は簿記における『補助簿』の一つで、受け取った手形に対して、債権の発生から消滅までの記録をつけるための帳簿です。

受取手形記入帳への記入の手順

紙ベースで受取手形記入帳への記入を行う場合には、以下の様な手順で行うことになっています。
  1. 日付欄には、手形を受け取った月日を記入。
  2. 手形種類欄には、受け取った手形が「約束手形」か「為替手形」かを記入。
  3. 手形番号欄には、受け取った手形の番号を記入。
  4. 摘要欄には、手形債権が発生した原因を記入。
  5. 支払人欄には、約束手形なら振出人名、為替手形なら引受人名を記入。
  6. 振出人または裏書人欄にはその名前を記入。
  7. 振出日欄、満期日欄にはその日付を入れる。
  8. 支払場所欄には、指定された金融機関名を記入。
  9. 手形金額欄には、手形に書かれた額面金額を記入。
  10. てん末欄には、手形債権が消滅した日付を入れ、摘要欄にその原因を記入。
なお、1~9は手形を受け取った日に記入し、10の顛末欄は手形債権が消滅した日に記入するのが基本です。

受取手形記入帳の記入例

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<概要>

  • 買掛金元帳は得意先毎に買掛金の内容を記録する帳簿
  • 当座取引の多い企業向けの帳簿

買掛金元帳は簿記における『補助簿』の一つで、取引先毎に売掛金の取引を記録する帳簿です。
買掛金元帳の借方合計、貸方合計は総勘定元帳の買掛金勘定の借方合計、貸方合計と一致します。

買掛金元帳への記入の手順

紙ベースで買掛金元帳への記入を行う場合には、以下の様な手順で行うことになっています。
  1. 得意先名を記入
  2. 日付欄には、取引のあった月日を記入。
  3. 摘要欄には、「仕入」や「返品」など、売掛金が増減した取引の内容を記入。
  4. 貸方欄には、買掛金の金額を記入。
  5. 借方欄には、返品や値引き、支払った金額を記入。
  6. 借貸欄には、『貸』と記入。
  7. 残高欄には、一つの取引毎に残高を計算して記入。
  8. 【〆切時】 月末の日付を記入し、摘要欄に「次月繰越」と記入し、借方欄に〆切時点の残高を記入。この行は赤字で書くのが一般的。
  9. 【〆切時】 「次月繰越」の次の行に、借方欄/貸方欄それぞれの合計額を算出して記入し、上に合計線(赤の一重線)を引く。
  10. 【〆切時】 日付欄、借方欄~残高欄までに〆切線(赤の二重線)を引く。
  11. 【〆切時】 翌月1日に摘要欄に「前月繰越」と記入して、貸方欄と残高欄に前月の金額を記入。

買掛金元帳の記入例

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